2012年1月16日

チャイワン

14日、台湾の総統選挙で、中国との宥和政策を進める馬英九氏が再選したよ。彼が返り咲いたことで、『チャイワン』がより強化されていくと予想されているのだけれど、いったいなんのことなのかな?


チャイワンとは、中国・台湾企業の関係が深まっていく動きを指す造語のこと。

2008年、親中派の馬政権が発足してから、中国政府が積極的に台湾企業を国内誘致しはじめたことに、危機感を抱いた韓国メディアが命名したんだとか。

中台間の航空直行便の就航を皮切りとして、台湾製の優秀な電子部品を空輸し、人件費の安い中国内陸部で組み立てるという構図ができあがって、両国の経済交流は一気に活発になったそうだよ。

2010年には、中国が大きく譲歩した経済協力枠組み協定を締結したり、政府が台湾製品の買い付け団を派遣したり、中国は様々な優遇処置をしているんだよね。

いまや中国は、累計7兆7000億円を超す、台湾にとって最大の対外投資先に成長しているよ。

でも、両国の歴史的な溝は深くて、政治分野に口を出そうとする中国への拒否感からか、中国の接近に警戒している「民進党」が支持を広げつつあるんだとか。

また、今月9日には、中国と韓国の自由貿易協定の準備を急ぐ合意がされたのだけれど、協定が実現すると中国市場での台湾の立場が弱まることになるんだよね。

チャイワンの推進で産業を活性化させた馬政権だけど、今期は「中国一辺倒」路線の見直しを迫られることになりそうだね。

詳しくはコチラ→[馬英九の台湾:第2幕/上 輸出急増、潤う住民]


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