臓器移植法
ここのところ新聞で目にするようになってきたけれど、今『臓器移植法』の改正について議論が行われているらしいね。いったい何を変えようとしているのかな?
臓器移植法とは、正式には「臓器の移植に関する法律」で、97年から施行されているものなんだよ。
しかし、日本の臓器移植は諸外国に比べ規制が強く、臓器移植の件数が伸びない(これまでに81件のみ)という問題点が長年指摘されてきたんだって。
そこで今回の改正についての議論なのだけれど、改正案は全部で4つあり、その差は「脳死の位置づけ」と「臓器提供できる年齢」「提供者の意思表示」のレベルにあるらしいんだ。
現行では「脳死は人の死ではないが、臓器提供する場合は人の死として認められる」「臓器提供できる年齢は15歳以上」「提供には本人の意思と家族の同意が必要」という条件なんだよ。
これを、「脳死は人の死」「提供は0歳以上」「本人の意思不明でも家族の同意があれば提供可能」という最も規制を解いた案(A案)の他、3案が議論されているんだって。
しかし、この法律のナイーブなところは、「人の死が何を持って認められるか」という生命倫理や宗教観に関わるところなんだ。
例えば、たとえ脳死状態になっても、場合によっては心臓は1月以上動き続けることもあるそうなんだよね。そうしたこともあり、国会では多くの政党が党議拘束を外す方針なのだそうだよ。
とても難しい問題だけれど、一国民として徹底した議論が尽くされることを望むよ。
【追記】
2009年6月18日、衆議院本会議にてA案が可決されました






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