2009年3月16日

カストラート

先日、最後の『カストラート』といわれるアレッサンドロ・モレスキの歌声が音源化されるというニュースを見たよ。1世紀以上前に収録された音源のようだけれど、そもそも『カストラート』っていったいなんのことなのかな?


カストラートとは、去勢された男性歌手のことで、中世ヨーロッパに見られたものらしいんだよね。去勢することで男性ホルモンの分泌をおさえて、声変わりをふせぐという目的があったんだ。

声は少年のままで、体は通常の成人男子とほぼ変わらず成長するため、女性などでは出せない声量や持続力があったという話だよ。

中世ヨーロッパでは教会内で女性が歌うことは禁止されていたことから、意図的に広まっていったのだとか。

16~17世紀のイタリアで最盛期をむかえたらしく、最初は教会で重用されていたのが、イタリア・オペラが発展するとともに人気が爆発したんだって。特に、女性に熱狂的なファンがいたそうだよ。

当時、カストラートは環境的に厚遇されていたことから、特に貧しい家庭の親はこぞって子どもを去勢させた、なんて記録もあるらしいんだよね。

しかし、人道的な問題やオペラの衰退などからだんだんと勢いがなくなり、19世紀には全面的に禁止にされたんだ。

今回音源化されるのは、「アレッサンドロ・モレスキ」の歌声で、1902年に録音されたものなんだって。アルバムの中の1曲として収録されているらしいけれど、どれほどの歌声なのか、たまにはオペラも聴いてみようかな。

詳しくはコチラ→[カストラートについて]


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