2009年2月25日

第81回アカデミー賞(2009)

日本の作品「おくりびと」が外国語映画賞を受賞した『第81回アカデミー賞(2009)』。なにやらアニメーション短編賞も日本の作品「つみきのいえ」が受賞したらしいね。
そういえば、作品賞や主演女優賞など、他の主要な賞はどのような映画作品が受賞したのだろう?


先日開かれた映画の祭典『第81回アカデミー賞(2009)』では、職を失った主人公が、故人の遺体を整え、棺に納める納棺師になる姿を描いた「おくりびと」が外国語映画賞を受賞し、注目を集めているね。

また、海面の上昇に合わせて、家を上へ上へと建て増し続け、まるで積み木のような家に住んでいるおじいさんを描いた「つみきのいえ」がアニメーション短編賞を受賞したらしく、こちらも盛り上がっているみたいだね。

邦画ばかりが注目されている今回のアカデミー賞だけれども、他の受賞作品、俳優も簡単に紹介しておくね。

【作品賞】
『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』
スラム街で育った少年が、人気クイズ番組「クイズ$ミリオネア」で一夜にして億万長者をつかむチャンスをつかむ!
しかし、無学だった彼は不正を疑われ、警察に連行されてしまう。
彼はどのようにしてクイズの答えを知りえたのか、そして、なぜミリオネアに挑戦したのか・・・?


【主演男優賞】
『ショーン・ペン -Milk ミルク-』
「ミスティック・リバー」「アイ・アム・サム」で有名なショーン・ペンが、ゲイ権利活動家「ハーヴィー・ミルク」の最後の8年間を描いた映画「Milk」で主演男優賞を受賞。


【主演女優賞】
『ケイト・ウィンスレット -The Reader 愛を読むひと-』
97年公開の「タイタニック」のヒロイン役で有名になったケイト・ウィンスレットが、15歳の少年と、21歳年上の女性との恋を描いた「The Reader 愛を読むひと」で主演女優賞を獲得。


邦画の「おくりびと」もぜひ見てみたい作品だけれども、作品賞に輝いた「スラムドッグ$ミリオネア」も面白そう・・・。
休日は、久しぶりに劇場に足を運んでみようかな。

詳しくはコチラ→ >[おくりびと 予告編あり(映画生活)]

2009年2月24日

グリーン電力

『グリーン電力』というものを知っているかな?アメリカの多くの州などでは導入されているようで、日本ではつい先日一般企業向けに発売されたんだって。いったい、どんな電力なんだろうね。


グリーン電力とは、風力、太陽光、バイオマス、マイクロ水力、地熱などで発電された環境に負荷をかけずに生まれた電気のこと。火力発電か風力発電のどちらかによる電気か、で電気を選んで購入するようなしくみのこともグリーン電力と呼ぶよ。このグリーンは、環境に負担を与えないという意味なんだ。

自然エネルギーであっても、大規模なダムの建設で周囲の自然を破壊してしまったりした場合には、環境に負荷を与えたことでグリーン電力とは言えなくなるのだとか。電気としての品質は火力も水力も変わらないけれど、グリーン電力は二酸化炭素を排出しないことで地球温暖化防止ができるといった価値がついた電力なんだ。

グリーン電力登場の背景としては、食料品の産地や原材料などの情報を開示する動きが高揚したことで、電力にもそういう産地や原材料で選べてもいいじゃないか、ということだそうだよ。そして電力会社からは自分の使いたい電力を組み合わせて買うというしくみでもあるんだ。

アメリカなどでは、既に電力市場の自由化を背景に導入されているのだけれど、日本ではまだまだといったところだそうで。ようやく太陽発電をしている一般家庭から電力会社が発電した電気を買い取るということが4月から始まったり、一般企業向けにグリーン電力が発売されるようになるそうだよ。

日本では、これからという段階だけど、今後の日本の電力市場に注目したいね!

詳しくはコチラ→[グリーン電力 ポータルサイト]

2009年2月20日

ヴァーチュ

携帯電話端末のシェア世界一位で有名なノキアの『ヴァーチュ』が、日本でも店舗展開を始めたそうだね。端末の価格は一台で最高600万円もするのだとか。信じられないような話だけれど、一体どんな携帯電話なのだろうね。


ヴァーチュとは、2002年に富裕層向けに生まれた、現在欧米やアジア、アラブなどで展開している、ノキアの高級携帯電話ブランドこと。日本では、今月19日に銀座に一号店がオープンしたんだ。機種の価格は富裕層をターゲットにしているために、一台67万円~600万円の価格がついてるんだ。

その特徴としては、視覚的にはダイヤモンドなどの宝石やプラチナ、金などが使われているなど、いかにも高級といったデザインなんだ。しかも、その端末一台一台はマスタークラフツマンと呼ばれる技術者が一からすべて組み立てているそうだよ。そうしてできた端末には、その技術者のサインが刻み込まれるんだ。

機能面では、着信音、アラートにアカデミー音楽賞を受賞した作曲家の音楽が使われていることや、5月から始まるサービス「ヴァーチュクラブ」が挙げられるよ。これは、月額5万2500円の定額制で、20時間相当の国内通話、国内でのデータ通信が無制限に利用できるそうだね。

また、どの携帯にも必ずついているコンシェルジュボタンを押すと、ユーザー専用のコンシェルジュが24時間365日、飛行機や宿泊の手配やレストランの予約などを代行してくれる「コンシェルジュサービス」が利用できるんだ。

ヴァーチュの月額が、僕の携帯端末の価格と変わらないのはなんだかな・・・。


詳しくはコチラ→[VERTU]

クレジットスコア

『クレジットスコア』という言葉を小耳に挟んだのだけれど、知っているかな?なんでもこれ、日本に導入されるらしいのだけれど、本場アメリカでは『クレジットスコア』社会なんていって問題になっている制度らしいんだよね...。


クレジットスコアとは、クレジットカードの使用状況によってつけられる点数のこと。アメリカではじまったものなのだけれど、そのスコアによって個人の信用度をはかろうというものなんだ。

点数の算出は、三つのクレジットビューロー(信用情報機関)が個人の利用や返済に関する履歴(クレジットヒストリー)を把握していて、各ビューローがそのクレジットヒストリーをもとに独自の計算方式でクレジットスコアを出すんだよ。

アメリカはこのシステムに大きく依存していて、クレジットカードや住宅ローンの審査から就職や転居といった身近な生活のこと全般に至るまで、さまざまなところで使われているんだって。

たとえば点数が低ければ預金金利は低く、ローンなどの金利は高くなり、点数が高ければ預金金利は高く、ローンなどの金利は低くされてしまうらしいんだ。

このように、一度点数が低くなると社会生活がうまくいかなくなることから、社会格差を広げる温床だとの指摘もされているよ。

日本でも導入されるかもしれないというのは、日米間の相手に制度改革を求める年次改革要望書にアメリカ側からクレジットスコアが提示されたからなんだ。郵政民営化もこれによるものだったのだとか。

サブプライム問題の元凶とも言われているこの制度。カードがあまり使われない日本ではうまく機能しない気がするけれど、どうなるのだろうね。

詳しくはコチラ→[クレジットスコアを知っていますか?:「All About マネー」]

2009年2月18日

草食系男子

昨年はアラフォーなんて言葉が流行っていたけれど、なんでも最近は『草食系男子』なるものが注目株なのだとか。いったい、どんな男子なのだろうね。


草食系男子とは、協調性はあるけれど、恋愛に対してあまり積極的でない20~30代の男性のこと。

女性と友達感覚で付き合うことができたり、酒を飲んでも乱れたりせず、堅実な生活を送っているというのが特徴なのだとか。女性に対してガツガツしたり、男性らしさをアピールしたりということはないんだ。

たとえば、女性から旅行などに誘われていっても恋愛には発展しないことが多く、外見より中身を好むケースが多いんだって。そのため、最近は合コンでも男子の集まりが悪くて成立しにくくなっているそうだよ。

草食系男子が増加している理由としては、物質的に豊かな時代で育ったため、何かを手に入れようとガツガツする必要がなかったから。バブル崩壊後の不景気の世界で生まれ育ったので、未来に対してとくに大きな期待や野望を抱いておらず、安定を求める傾向が強いから、なんて言われているね。

また、こうした草食系男子は経済面でも草食系らしく、恋愛のためにブランドモノや酒や車などの消費をしないらしいんだ。そのため、企業では化粧品に新しい市場をつくったり、エコ志向の市場をつくったりしているのだとか。

たしかに、まわりにもこんな人が増えてきた気もするけれど...とりあえず僕はいつでも合コン準備OKだよ。

詳しくはコチラ→[流行りのモテ系、「草食系男子」って、何?: DIME - X BRAND]

GDP

先日、『GDP』が戦後最大の下落を記録したというニュースを見たよ。ということで、今日のビジネス基礎用語は『GDP』。いったい何をあらわしている数値なのかな?


GDPとは、一定期間に新たに国内で生み出されたモノやサービスの付加価値の合計のことで、国内総生産(Gross Domestic Product)とも言うよ。このGDPに計上される付加価値というのは、たとえば商品なら、原材料などは考慮せず、商品として完成したモノの値段のみを指すんだよね。

そうして生産がどれくらい行われたかを数値化することで、その国の経済状況を把握することができると言われているんだよ。

GDPとは別にGNP(国民総生産)というものもあるのだけれど、これは海外の日本企業の生産額も含まれるために、より正確に国内の景気を反映する尺度としてGDPが使われるようになったんだ。

また、GDPの伸び率を「経済成長率」と言って、前四半期ごとに増減を調べ、パーセンテージで表示するのだけれど、ここのところは世界的な不況が原因で輸出量が激減。そのため、昨年10~12月期のGDPは年率で12.7%減。戦後2番目のマイナス成長を記録したそうだよ。

さらに、今年1~3月期のGDPのマイナス成長は2ケタになるのではないかと考えられているんだって。100年に一度の不況ってある意味貴重な体験だけど、嬉しくないね...。


詳しくはコチラ→[早わかり経済入門 GDPと経済成長率の巻:man@bow]

2009年2月17日

大光

最近脱税問題で『大光』が問題になっているよね。キャノンの工事建設を巡って、30億円ものリベート金が発生していたそうだけど・・・。そんな一連の事件を追ってみるよ。


大光とは、大分市にあるコンサルタント会社のこと。今回、問題になっているのは、大光の社長の大賀氏が、2006年頃に神奈川県に開設したキャノンの施設の建設受注先の西松建設に、口利き料を請求していたことによるものなのだとか。

もともと、西松建設とキャノンの間で交渉が進んでいたのだけれど、大光の大賀氏とキャノンの会長御手洗氏の仲が親密で、受注業者選定にパイプを持っているということで、大光が交渉に関与してきたんだ。しかも、受注決定後に資金を大光は西松建設に要求していたそうだよ。

この他にも、大光は鹿島といった大手ゼネコンとも口利きの見返りとして高額なリベートを受け取っていたみたいで、仲介手数料は通常、受注額の1-2%のところを大賀氏は5%と割高な料金を請求していたようだね。このようにして、鹿島から10数億円にも渡る金額を得ていたんだ。

また、たいてい大光へのリベートは工費などを水増しし、お金を浮かせるという裏金工作で工面されていたようで、特に、西松建設では国内だけでなく、国外でも裏金を作っていたのだとか。これらの工作は大賀氏の考えだと言われているよ。

事件がようやく明らかになってきたけど、これもまだまだ事件の全貌の一部なのかもしれないね。


詳しくはコチラ→[大光グループ脱税事件の最新ニュース:フレッシュアイニュース]

2009年2月13日

宇宙ゴミ

近年では、地球温暖化や二酸化炭素などが問題になっているよね。地球だけでなく、宇宙にもそういった環境問題があるようで、『宇宙ゴミ』というのがちょっとした問題になっているのだとか。


宇宙ゴミとは、なんらかの意味がある活動を行うことなく地球の衛星軌道上を周回している人工物体のこと。衛星軌道上には、衛星の打ち上げに使われたロケット本体やその部品、宇宙飛行士が落とした、工具や部品など漂っているんだ。さらには、機能が既に停止していたり、事故や故障で動かなくなった人工衛星も含まれているのだとか。

こうしたゴミは地上のゴミとは違い、地表から300km~450kmの低軌道では秒速で7~8km/sの速さを持っているんだ。たかだか、数mmのものでも衝突すると、大砲で撃たれるのと同じぐらいだそうだよ。また、直径が10cmの物体であれば、宇宙船ですら破壊されてしまうんだ。

こうしたゴミは、たいてい大気圏へ再突入をして燃え尽きているのだけれど、いまだに数にすると数百万から数千万、量にすると4500トンも地球の軌道上に散らばっているんだ。そして、年々その数が増加していることから、打ち上げられている人工衛星や宇宙船に衝突する可能性が高くなっていっていることが問題とされているんだ。

また、2010年に完成が予定されている国際宇宙ステーションも巨大な長期滞在用の有人施設であるために、宇宙ゴミの存在が懸念されているよ。

ちなみに、高度3500~3800kmには約5億本の針が浮かんでるそうで、考えただけでも恐ろしいよ・・・。

詳しくはコチラ→[スペースデブリ:Wikipedia]

2009年2月12日

バシル大統領

スーダンの『バシル』大統領が、オランダのハーグにある国際刑事裁判所から逮捕状が発行されたそうだよ。2002年に、国際刑事裁判所が発足してから初めて逮捕状が発行されたようだけれど、どんな罪を犯したのだろう?


バシルとは、現職のスーダンの大統領兼首相のこと。バシル大統領は1989年に軍事クーデターで政権を掌握し、すぐにすべての政党や労働組合などを禁止し、報道を抑圧し、議会を解散したんだ。さらに、アラブ系の部族に黒人系を襲わせたり、黒人系の民族間での対立を煽るなど、人種差別を徹底させたそうだよ。

また、キリスト教や伝統的な宗教が普及しているスーダン南部にイスラム教での法律を強要したり、南部の村を空爆して女性や子どもを奴隷とするなどをして内戦を引き起こしたんだ。その内戦では約200万人が犠牲になったのだとか。

さらに、2003年2月にはスーダン反政府組織とアラブ系住民による民兵組織ジャンジャウィードとの軍事衝突をきっかけに、「ダルフール紛争」が勃発し、今日に至るまでに約20万人の犠牲が出ているようなんだ。この「ダルフール紛争」では、非アラブ人をジャンジャウィードが襲撃していることから、民族浄化として捉えられているよ。

この紛争の背景には、ジャンジャウィードに対しての政府軍と政府の支援があったということから、バシル大統領に対して、国際刑事裁判所からジェノサイド、人道に対する罪、戦争犯罪などで逮捕状が出されたんだ。

これで、バシル大統領は逮捕されるのか...。今後の動向に注目するとするよ。

詳しくはコチラ→[ダルフール紛争]

カルロス・ゴーン

金融危機や景気後退のあおりをうけて自動車業界も大変みたいだね。日産でも『カルロス・ゴーン』社長が営業赤字になったということで人員削減を発表したけど、一体どんな人なのかな?


カルロス・ゴーンとは、ルノー会長兼CEOとルノーの子会社の日産自動車CEOを兼ねている、ブラジル人実業家のことだよ。親はレバノン人、ブラジル生まれのフランス育ちであるために、この三カ国の国籍を有しているのだとか。また、アラビア語、フランス語、英語、スペイン語、ポルトガル語を話せるようで語学にも堪能なんだ。

カルロス・ゴーンは、最初はフランスの大手タイヤ製造会社のミシュランで重役を歴任したのち、自動車製造会社であるルノーに移り、上級副社長を務めたんだ。ルノー時代には、不採算事業所の閉鎖や調達先の集約などで経費の圧縮を進め、赤字だったルノーを数年で黒字に転換させたそうだよ。

そして、1999年3月に、ルノーが当時経営危機にあった日本第2位の自動車会社である日産自動車と資本提携を行い、同社を傘下に収めた後に、当時のルノーの会長の指示により、カルロス・ゴーンはルノーの子会社となった日産自動車に出向し同社の社長に就任したんだ。

日産の社長に就任してからは、ルノーからの巨額な資金投入を受け、購買の共同化などを通じてルノーと共同でコストダウンを行い、大幅なリストラや新車種の投入、ブランドイメージの一新などの計画を次々に敢行したんだ。それが功を奏して、1998年には約2兆円あった有利子負債を、2003年6月には全額返済し、業績を回復させたそうだよ。

カルロス・ゴーンが社長に就任してから、今回の景気悪化まで業績は好調だったようで、今後の日産をどう盛り返すのか、その手腕にぜひとも注目だね!


詳しくはコチラ→[カルロス・ゴーン]

2009年2月 9日

置き薬

ミャンマーでは昨年のハリケーンの影響で医療事情がよくないようなのだけれど、日本財団が『置き薬』を配布しはじめたようだね。これはモンゴルなどでも行われたようだけれど、どういうものなの?


置き薬とは、あらかじめ薬箱を住民世帯に配置し、使用した薬の分の代金だけ後日、集金時に精算するというシステムのことだよ。このしくみのことを「先用後利」というそうだね。

そもそも、このしくみの起源は300年以上も前の富山で始まった商法みたいだね。なんでも1690年に江戸城内で、現在でいう福島県の藩主が腹痛に苦しんでいたそうで、そこで富山藩の藩主が印籠から取り出した自藩の「反魂丹」という薬を与えて、腹痛を見事に治してみせたんだ。

それを見た諸国の大名から、ぜひ自分の領内でも販売してほしいと依頼されたのがルーツとされているのだとか。ここから"富山の置き薬"として広まったんだ。

置き薬の販売形態は訪問販売に近いにも関わらず、特定商取引に関する法律の適用を受けないことから、近年では薬箱配置の新規契約や契約解除などのトラブルが消費生活センターなどに多く寄せられる例が見られているようだね。

その一方で、ミャンマーやモンゴルなどといった病院が遠隔地にあり、通院が難しいというような国では、収入の不安定な住民の経済負担を軽減できたり、医師が代金を回収しに行くことによって住民が健康相談をしやすいというメリットがあって活用されているよ。

今後、日本財団は東南アジアの地域を中心に置き薬の事業を行っていくみたいだね。

日本国内と海外を見てると何事もやりようで良くも悪くも変わってくるものだとつくづく思うよ。


詳しくはコチラ→[置き薬ってなあに?]

2009年2月 6日

バイ・アメリカン条項

昨年のサブプライムローンからアメリカの景気は大後退したよね。その対策の一環として、アメリカは議会で審議中の景気対策法案に『バイ・アメリカン条項』を盛り込んだそうだよ。その法案が保守的だとして各国から非難が集中しているようだけど、なんで非難されているのだろう。


バイ・アメリカン条項とは、アメリカ政府が橋や道路建設などの公共事業の契約を企業と結ぶ際に、鉄鋼などの工業製品はすべてアメリカ製のものを使うよう企業に義務づけるものなんだ。ちなみに、バイ・アメリカン(Buy・American)の意味するところはアメリカ製品を買うのようだね。

この条項は、1930年代の大恐慌時にアメリカで制定された、バイ・アメリカン法がもとになっているそうだよ。その時の基本法は、アメリカと貿易の政府調達協定を結んだ日本やヨーロッパなどの先進国には、適用されなかったんだ。それに、協定外の国でも米国製品より安ければ、自国の製品が使えたから、大きな問題にならなかったんだ。

それに対して、今回の条項はアメリカ製品を使っての公共事業コストが25%以上上昇する場合などに外国製品の使用が認められるといった内容で、外国製品の締め出し効果がかなり高いんだ。

今回問題となっているのは、アメリカが政府調達協定を結んでいる国や地域にこの条項の適用しないという明確な規定が条項に見あたらず、この条項がもしこのまま可決されてしまえば、他国製品はアメリカの市場から締め出されてしまうんだ。

このアメリカの保護主義的な態度がWTOの自由貿易のルールに抵触するということが他国から批判が相次ぐ原因なんだ。この条項、オバマ大統領は反対しているようだけれど、どうなることやら。今後の展開に注目だね。


詳しくはコチラ
[日々是勉強 「バイ・アメリカン条項」が持つ意味(1)~なぜバイ・アメリカンで大騒ぎするのか ]

2009年2月 5日

シルクドゥソレイユ

つい先日、『シルクドゥソレイユ』の日本公演が開始されたね。今回は、「コルテオ」という名でツアーショーが行われるそうだけれど、テレビCMなどや様々なメディアなどでもとりあげられているね。なんでも新たな試みもあるようだよ。


シルクドゥソレイユとは、火喰い芸の大道芸人だったギー・ラベリテが1984年にカナダで設立したエンターテイメント集団のこと。シルクドゥソレイユはフランス語で「太陽のサーカス」を意味しているんだ。

サーカスの特徴としては、伝統的なサーカスの様式を踏襲してはいるものの、動物は使われていない点が挙げられるよ。これは演じている人間を強調する「ヌーヴォー・シルク(新サーカス)」の様式をとりいれているからなんだ。

さらに、大道芸やサーカス、オペラ、ロックなども取り入れられていて、ショーの最中の演者の衣装が芸術的なことも注目されているよ。

このように芸術性が高いサーカスと言えるのだけれど、今回日本で公演されている「コルテオ」では、シルクドゥソレイユ史上初の試みで、言葉を積極的に取り入れたそうだね。そうすることによって、「コルテオ」は演劇的な演出がなされているのだとか。

また、シルクドゥソレイユでは、現在、常設公演のレジデントショーと巡回公演のツアーショーが行われているんだ。レジデントショーは、アメリカの二カ所、中国、日本で常に公演されているそうで、いま日本で公演されている「コルテオ」はツアーショーなんだ。

東京から始まって、名古屋、大阪、福岡、仙台で公演が開催されるようだね。僕も東京でやっているうちに見に行きたいよ。

詳しくはコチラ→[http://www.corteo.jp/index.html]

2009年2月 4日

銀行保有株

日銀が銀行保有の社債やコマーシャルペーパー(CP)などの買い取りに加えて、銀行保有株も4年半ぶりに買い取ると発表したね。でもこれっていったいどういうことなの?


銀行保有株とは、その名のとおり全国の銀行が保有している株のこと。銀行は企業の株や社債、CPなどを購入して運用して資金を増やしたり、企業経営を支えたりしているんだ。

だけど、そういった金融商品にはかならずリスクが付きまとうよね。だから現在のように景気が悪化すると、株価が下落する恐れが大きくなるから、銀行は株を保有したがらなくなる。株が値崩れしたときには大きな損失が出てしまうからね。

そういったリスクを恐れる銀行は、行動にブレーキがかかり、新しい融資を行ってさらに傷口を広げることを恐れて貸し渋りをしてしまう。貸し渋りが起きると企業は資金を調達できなくなる。資金を調達できなかった企業は経営が悪化してさらに株価を下げることになってしまう。

だから日銀は、銀行保有株を買い取ることで、損を恐れる銀行のいわば安全弁になって貸し渋りを防ぎ、銀行が企業にどんどん融資ができるようにするんだね。

でもここでひとつ疑問なのは、「日銀のリスクはどうなのか?」ってことだよね。これに対して日銀は、2017年9月までに長期的に買取株を処分する、と返答しているよ。

もし損失が出てしまった場合は公的資金で穴埋めするのではないか、そもそも日銀がそこまで手を出す必要があるのか、という批判もあるね。

話が政治に絡んでくると肯定否定入り乱れるけれど、一市民の僕としてはとにかく景気がこれ以上悪化しないことを望むばかりだよ・・・。

詳しくはコチラ→[http://www.asahi.com/business/topics/TKY200902030420.html]

2009年2月 3日

政府紙幣

先日テレビで、景気対策の一環として『政府紙幣』発行について語っていた議員さんがいたよ。でも、政府でお金をつくれるものなの?


政府紙幣とは、政府が発行する紙幣のこと。今僕たちが使っている紙幣というのは、日本銀行が発行している「日銀券」というものなのだけれど、この日銀券は、たとえ政府であっても発行することはできないものなんだよね。

そのため、現在国がお金の足りないときは国債を発行して、民間の金融機関や個人などに買い取ってもらっているんだよ。しかし、この国債の額は年々ふくらんできていて、政府の返済能力を疑問視する声もあるそうなんだ。

近い将来、国債の買い手がつかなくなる危険性があるということで、今回の案なんだ。日銀券と同じ機能をもった政府紙幣を発行することで、内需の喚起や不良債権の処理に使い、景気を刺激しようというアイデアらしいんだよね。

この方法であれば国債を発行する必要もないため、借金ゼロで景気対策が打てるということで注目が集まっているんだよ。

ただしもちろん問題もあって、もし政府が際限なく紙幣を発行してしまえば政府紙幣の信用力は落ち、ハイパーインフレーションが起こると言われているんだ。

この政策は法の改正などの必要がないため、麻生首相がやると言えば実現するらしいのだけれど、報道によると本人はこれに消極的ということだね。

いずれにしろ、限度額や、発行からから回収までの期間など、まだまだ実現にはかかりそうだけれど、議論の余地はありそうな政策だね。

詳しくはコチラ→[http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=135367&ct=1]

2009年2月 2日

バッドバンク

今、アメリカでは金融安定化政策のひとつ『バッドバンク』を設立するかどうかで揺れているらしいよ。この動きを受けて株価も上下しているようだけれど、どんな政策なのかな?


バッドバンクとは、金融機関の不良資産を買い取る専門の銀行のこと。

この不良資産というのは、たとえば住宅ローン証券化商品などを指すのだけれど、そうした価値の毀(き)損した証券には誰も買い手がつかないんだ。そのため、実際どれだけ価値が下がったのか値踏みすることができないんだよね。

すると何がまずいかと言うと、企業の資産というのは「資本(優良資産)+負債(不良資産)」で算出するのだけれど、今の状態だと負債の部分が確定できていないため、現在どれだけの資産状況なのか銀行自身も把握できないんだよ。

資産状況が不透明なため、銀行も貸し渋りを続けているのだけれど、バッドバンクを設立することで不良資産が消え、銀行は貸し渋りから脱却 ⇒ 金融融資の拡大で経済再生! というシナリオを描いているんだって。

ただし、不良資産の買取価格の設定や設立期間の問題、財源や運営主体をどこにするかなど、まだまだ課題がたくさんあり、賛否両論なんだよ。

たとえば、不良資産がなくなったとしても、経済状況が回復しなければ国が不良資産を抱え、そのツケが税金として国民にまわってくるという連鎖にもなりうるらしいんだよね。

最大で4兆ドルかかるとも言われている一大政策だけれど、アメリカがどんな判断を下すのか、気になるところだね。

詳しくはコチラ→[http://diamond.jp/series/zai_hirose/10016/]