IP放送
新聞記事に載っていたんだけれども、総務省が通信・放送の融合を進めるための法整備を着々と進めているらしいね。この記事の中に『IP放送』って言葉が何度が出てきたのだけれども、この『IP放送』ってなんのことなのかな?
IP放送とは、インターネットなどのIPネットワーク上で、テレビ放送やラジオ放送などのコンテンツを多人数に対して一斉に配信することなんだ。特に、これまで電波を使って全国に発信されていたテレビ放送が、インターネットブロードバンドを介して配信されるのではないかと注目されているんだ。
このIP放送放送、すでに始まっている有料サービスもあるんだ。例えば、ビデオ・オン・デマンド。このサービスを利用すれば、レンタル店に行かなくても、自分の好きな映画や映像コンテンツを、好きな時間に見ることができるんだ。現在のところ、有料サービスがほとんどだけれども、将来的には民放キー局が地上波で放送している番組を、インターネット上で配信することも期待されているんだ。
けれども、この地上波番組のネット配信を実現させるためには、越えなければならない壁がいくつかあるんだ。この壁のなかでも大きいのが、「著作権」問題。実は去年12月、改正著作権法が衆参両院で可決されているんだ。この背景にあるのが、IP放送の開始・普及なんだよ。
これまでの著作権法では、『1:多』の"放送"の区分は、地上波やCATVを通じて流れるコンテンツに規定されていたんだ。ネット経由で配信される映像コンテンツは、『1:1』の"通信"として明確に区分され、"放送"行為にはあたらないとされていたんだよ。けれども、"放送"と"通信"には著作権処理上の扱いに違いがあり、法律上"放送"と認められないIP放送の場合、著作権許諾の手続きが複雑になり、事業の円滑化を阻む恐れがあったんだ。
具体的には、原作者や音楽家などの著作権(著作隣接権)が認められる映像コンテンツにおいて、"放送"事業者の場合、包括的な契約によって、著作権については権利者の許諾が不要になる特権が認められているんだ。一方、"通信"の場合、コンテンツに含まれる権利者すべての許諾を求めなければならないんだよ。
この問題を解決しようとしたのが、去年の著作権改正。この改正によって、IP放送における著作権の扱いが有線放送(CATV)とほぼ同等にされたんだ。これによって、通信と放送の融合が一歩進められたんだよ。
法的、技術的に難しい問題が山積みのIP放送。世界的に放送デバイスの多角化が進んでいる中、日本もしっかりとした議論が必要とされているんじゃないかな。
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