人民元
中国の経済成長が、世界の注目を集めているよね。中国のGNPは、いずれ、日本やアメリカのそれを抜くことが確実視されているらしいんだよね。
そういえば、中国の通貨は『人民元』だったよね?
人民元(人民幣)とは、中国の通貨。単位は元。補助単位は「角」、「分」で、1元=10角=100分。中国の中央銀行である中国人民銀行が発行しているんだよ。2007年5月26日現在のレートは、1人民元 = 15.87円。
現在、中国国内で流通しているのは、人民元の第4版と第5版(99年発行)。第4版には、最低額紙幣として「1分札」があったけれども、第5版では廃止されて、最低額の紙幣は「1元札」。経済成長と共に、1分札は不必要になったのかもしれないね。
ちなみに、第5版の紙幣全部(6種類)には、表面は「毛沢東」の肖像画が描かれているよ。
近年、人民元が注目されたのは、2005年に起きた人民元の「管理相場制」への移行の際。それまでとっていた米ドルに対する固定相場制である「ドルペッグ制(1ドル=約8.28元)」をとっていたんだけれども、05年の7月、中国は人民元を2%切り上げ(1ドル=約8.11元)、管理相場制を執りいれることにしたんだ。
なぜこのようなことが起きたかというと、90年代、経済成長と共に、中国の輸出が増え続け、米国の貿易赤字が膨らんでいったことにあるんだ。
中国は「人民元」の安さを武器に、低コストで生産した製品を、米国をはじめとした諸外国に低価格で大量に輸出していたんだ。こうすることで、中国は儲かり、米国は赤字を膨らましたんだ。
この状況を打破するために、米国が人民元の切り上げを望んだといわけ。人民元の価値を上げることで、中国国内での製品生産コストを上昇させ、競争力を削ぎ、自国の貿易赤字膨張をくいとめようとしたんだ。
どんどん経済成長を続ける中国。これからは、人民元を持つことを資産管理の選択肢として、付け加えた方がいいかもしれないね。
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