2007年5月10日

国民投票法案

新聞で読んだのだけれど、来週にも『国民投票法案』が成立するらしいね。この法案には反対している人がたくさんいるようなんだけれども、いったいどういう法案なの?

国民投票法案とは、憲法の改正に必要な手続きを定めるための国民投票法に関する法案のことなんだ。正式名称は「日本国憲法の改正手続に関する法律案」。

現在の日本国憲法第96条では憲法改正の手続きを定めているんだ。その旨は、まずひとつに「衆議院と参議院の総議員の3分の2以上の賛成で改正案を発議すること」、もうひとつは「国会で可決されたその改正案を国民投票にかけて過半数の賛成を得ること」なんだよ。つまり、憲法を改正するためには、国会における決議だけではなく、国民への提案とその承認の手続きが必要だと規定されているというわけだね。

ところが、憲法がこのように定めているにも関わらず、国民投票そのものに関する具体的な手続きには言及がないんだ。それゆえ、憲法の改正を実現するためには法律により「国民投票に関する規定」を作る必要があると考えられんだよ。その規定に関する法律案が、物議を醸している『国民投票法案』なんだ。

なぜこの法案が物議を醸しているかというと、法案反対派が唱える最も大きな理由は、「この法案は、日本がアメリカと一緒に戦争できる国にするためのものだ」というものなんだよ。

憲法第9条は「戦争の放棄」を規定しているんだ。けれども、日本には自衛隊があるよね。政府は、憲法9条は自衛のための戦争を放棄したわけではないという解釈をしているんだ。でも、他国の戦争への参加を認める集団的自衛権の行使はできないとも解釈しているんだ。つまり、憲法の解釈次第で、政府のとる行動は変わってしまうんだ。

このような解釈で憲法を規定するような「解釈改憲」はよくないのではないか、それならば本当に自衛権を認めるならちゃんと改正してもっとしっかり認めた方がいいのではないか、という意見があり、政府は今回の法案成立を目指して動いてきたわけなんだ。

反対派はこの法案を認めたら、憲法9条が改正され、日本は戦争のできる国になってしまうと主張し、法案成立に反対しているというわけだね。

この法案は、僕らの生活を左右しかねない重要な法案になるかもしれない。動向をしっかりと見つめていく必要があるかもしれないね。

さらに詳しく知りたい場合は、こちらから→ 国民投票法案


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